あなたのために
100年後に残るジュエリーを作ります

小松ダイヤモンド工業所のブログです♪









華真珠の世界へようこそ

~華開くジュエリー都市『甲府』~

 宝石研磨の分野においてもその美しさを競い合うように古くから盛んであります。
当社はその甲府にあり1967年創業のダイヤモンド研磨工場です。ダイヤモンド研磨・貴石研磨などは非常に高度な技術を必要とします。
真珠のカットにつきましては、当社が世界で初めて本真珠をカットしました。

真珠をカットして『華真珠』(はなしんじゅ)とする技術の開発には10年以上の歳月をかけて、ようやく完成いたしました。従来の真珠とはまた違う美しい仕上がりになるとは想像しておりませんでした。その美しさに驚いております。
その華やかな美しさに『華真珠』(はなしんじゅ)と名づけました。


 そのカット面は平らでありながら、バブルのように膨らんで見えます。『華真珠』ならではのカット効果です。面の中に美しい真珠層が透き通って見えて、より華やかで美しい真珠となっています。カット面は研磨による光沢のため取り扱いについては通常の真珠と同じです。もちろんコーティングやその他の処理は一切しておりません。研磨だけによる真珠そのものの照りの輝きです。

 『華真珠』にカットする技術は絶えず前進的な努力を重ねて、現在ではアコヤ・白蝶・黒蝶・淡水・マベなどすべての真珠を世界で唯一の研磨工房より皆様に『華真珠』としてカットしています。より華やかな、より美しく、より神秘的な『華真珠』を、どうか是非一度ご高覧いただきお楽しみ下さい。

華真珠は発売以来、国内はもとより、世界中のデザイナーや、エステートジュエラーに高い評価を頂き、現在海外へは主にイタリアジュエリーブランドや、アメリカのデザイナーなどに供給しています。

また、昨年は、宝石研磨で世界的に有名な地、ドイツ、イーダ-オーバーシュタイン市長夫人へもプレゼントし、大変気に入っていただきました。国内では近年、有名タレントが身につけ話題となりました。

最近では、黒蝶真珠の華真珠が特に人気があり、真珠をカジュアルジュエリーとして使用することが広まりつつあります。華真珠に使用する真珠も、年々その質が上昇し、選別も注意深く行われています。特にアコヤ真珠の場合は、その穴より真珠層の巻きをチェックして合格したものだけをカットしています。カット段階においては、その珠のカーブに沿って角度を割り出し、カットしていきますので、非常に時間がかかります。

また、真珠鑑別については、㈱真珠総合研究所において、「華真珠」の名称と「特許番号」が明記されることになり、より広く華真珠が認められています。華真珠鑑別は、製造者からの鑑別時のみ発行されます。
華真珠は当社の特許商品であり登録商標です。





華真珠の誕生まで

 華真珠を考案したのは創業者であり、
 やまなし「現代の名工」 小松一男 です。


 彼は1950年代、ドイツ人のエミール・ゲルバー氏に師事してダイヤモンド研磨技術の全工程を習得いたしました。ゲルバー氏は真面目な彼にダイヤモンド研磨技術のすべてを教えました。当時は完全分業制で一つのダイヤモンドをカットするのに各工程に分かれており、200名以上の人たちが働いていた工場の中で、全工程を修得したのは彼ただ一人でした。

彼は1966年に独立を決心して、その後、高度な技術を持つダイヤモンド研磨士として日本中にその噂が広がりました。ある時にはその技術力を認められ、ネーミングを受けた世界有数のダイヤモンドを研磨したこともありました。

また彼の研磨に対する創造力はますます広がり、とどまることを知りませんでした。
その技術をもってダイヤモンド以外のあらゆる宝石もカットしていましたが、当時のカットさえすれば何でも売れる時代には、『カットさえしてあれば売れるときに、小松さんのような良いカットをわざわざする必要がない。』と言われるほど、その技術は卓越しておりました。そんな時代の中でも、そのカットの素晴らしさを評価してくださるお客様方もいらっしゃいました。

やがてカットの技術は品質よりも低コストを求めて東南アジアへ流れていきました。

彼はあるとき考えました。カットする数量では東南アジアにはかなわないが、自分には世界に誇れる技術がある!と。しかし、その研磨技術をどんな材料に活かすのかが問題でした。彼は『誰もしていないことをやってみよう。日本でも素材が手に入り易いことが大切だ。』と考えていました。

そして彼の出した答えは、『真珠をカットすること』でした。真珠は日本が世界に誇れる唯一の宝石であり、新しく世の中にないカットに挑戦するには申し分のない素材でした。しかしながら、アイディアは最高でしたが真珠をカットすることは非常に困難でした。

本来、ダイヤモンドの研磨には他の宝石研磨とは一線を画す非常に高度で正確な技術が必要です。その技術を持ってしても、本真珠をカットすることは非常に困難であり、成功するまでには10年以上の歳月を必要としました。
彼は夜に寝ていてもアイディアが浮かぶと寝る間を惜しんでカットを研究しました。彼のチャレンジは続きましたが、純粋な研磨工場にとってはこの挑戦は決して楽な道のりではありませんでした。

そして時は流れ 1992年、ついに真珠をカットすることに成功しました。
カットされた真珠の輝きは、ダイヤモンドや他の宝石をカットした時の石の表情とは全く違うものでした。そのカットされた真珠の表情は神秘的な輝きを放ち、真珠にクリスタルのような不思議な透明感を与えたのです。さらには、カットされたその一面一面中には丸く真珠層が映り、平面であるはずのカット面が丸く膨らんで見えたのです。

彼は非常に驚きました!なぜなら彼は真珠をカットすることだけを目標に研究に研究を重ね続け、それが完成したときの結果については何も考えずに打ち込んでいたからです。そして、彼は妻と共に、今まさに生まれてきた神秘的で華やかな美しさを持つ真珠に『華真珠』(はなしんじゅ)と名づけました。

今では世界中でこの花のように華やかで美しい真珠を“Komatsu Flower Pearl”または“Faceted Pearl”と呼ばれるようにまでになりました。



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